おはようございます。

日常生活に大きな問題はないけれど、
心も身体もなんとなく不調を抱えてる……

原因は、自律神経の乱れかもしれません。

自律神経の乱れは
心身にさまざまな不調をもたらし、
放置すると
自律神経失調症となります。

さらに、うつ病・パニック障害などの
精神疾患をはじめ、
重大な疾患を引き起こす恐れがあります。

自律神経とは、
自分の意志とは関係なく
働いている神経のことです。

内臓の働きや
代謝・体温などの生命維持に
必要不可欠な機能を
コントロールしています。

自律神経が24時間働き続けることで、
生命を維持できるのです。

自律神経には、
昼間や活動中に
活発になる「交感神経」と、
夜間やリラックス中に活発になる「副交感神経」の2種類があります。

交感神経が優位に働くと、
血圧が上がり、
心拍数や呼吸が速まり、 
心と身体が興奮状態になります。

一方、副交感神経が優位に働くと、
血圧が下がり、
心拍数や呼吸が落ち着き、
心と身体が休息状態になります。

心身の健康は、
交感神経と副交感神経が
うまくバランスをとることで
保たれているのです。

このバランスが崩れ自律神経が乱れてしまうと、心身にさまざまな支障をきたすようになります。

自律神経が乱れる主な原因は、
ストレス、疲労、
不規則な生活習慣などです。そのため、自律神経を整えるにはライフスタイル全般の見直しが必要になってきます。

自律神経を整えるにはライフスタイル全般の見直しが必要です。
今回はすぐに始められるオススメの新習慣を4つご紹介。

1.呼吸を意識する
ストレスを感じている方は、呼吸が浅くなりがちです。呼吸が浅くなると交感神経が過剰に緊張し、自律神経が乱れやすくなります。
そこでオススメなのが「腹式呼吸」です。腹式呼吸のような大きな呼吸をすると、副交感神経が優位に働き、心身のリラックス効果が期待できます。

【腹式呼吸のやり方】
•背筋を伸ばし、おなかの空気を出し切るイメージで、鼻からゆっくりと息を吐きます。

•少しずつおなかに空気を送り込むように、鼻からゆっくりと息を吸います。おなかがふくらむのを意識しましょう。

•再び、おなかの空気を出し切るイメージで口からゆっくりと息を吐きます。おなかがへこむのを意識しましょう。

2.適度な運動をする
ウォーキング・軽いジョギング・ヨガ・ストレッチなどの適度な運動は、自律神経を整える効果が期待できます。

身体をほどよく動かすことで、
筋肉の過緊張がゆるみ、
副交感神経が刺激され、
リラックス効果をもたらします。

また、血行促進効果や代謝アップ効果もあるため、健康・美容のメリットもたくさんあります。

3.朝食をしっかり摂る

自律神経を整えるには、朝起きた時の行動が重要です。とくに、朝食をしっかり摂ることを心がけましょう。

毎日決まった時間に自分に適した量の朝食を摂ることで、体内リズムや腸の調子を整えられます。

食事の内容としては、
腸内環境を整えるヨーグルトや食物繊維が豊富な野菜・果物を取り入れるのをオススメします。

また、起きたら朝日を浴びる・コップ一杯の水を飲むという習慣もつけるとより効果的です。

4.良質な睡眠をしっかりとる

就寝中は、副交感神経が優位になるのが一般的ですが、自律神経のバランスが乱れると切り替えが難しくなり、良質な睡眠を得られなくなってしまいます。

そのため、就寝前に副交感神経を優位にする=リラックスできる環境を整えることが重要です。

【良質な睡眠を促す就寝前の習慣】
•スマホやテレビを見ない
•湯船にしっかりつかる
•部屋の電気を暗くしておく
•心地よい音楽を聴く
•就寝3時間前には食事をすませる
•遅くても12時までには布団に入る

自律神経を整える「漢方」の体質改善

「生活習慣は問題ないのに自律神経が乱れている」と感じている方や、自律神経が乱れやすい体質を根本から改善したい方には、漢方薬がオススメです。

漢方薬は、心と体全体のバランスを整えることによって、自律神経の乱れや免疫力の低下などを改善することを得意としています。

医療の現場でも、漢方薬は自律神経が関係する症状の治療に多く用いられています。漢方薬に含まれる生薬が心身の根本的な問題にアプローチするため、体の自然治癒力を高め、体質改善を目指せるのです。

また、西洋医学の医薬品と比べて副作用が少なく、気軽に取り入れやすいことも漢方薬の特徴です。自律神経が乱れているさまざまな原因にアプローチして改善に導きます。

自律神経の乱れは心身にさまざまな不調を引き起こしますが、病院で検査しても分からないことが多いため、不調を感じるまま放置してしまいがちです。

QOL(Quality of Life:生活の質)を高くするには、心と体を安定させて元気にすることが第一です。

是非お試しください。

なかなか取れない不調でお困りの方は当院にお越しください。

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
感謝いたします。
さとう整体院 院長 佐藤秋夫